突発性難聴治療日記

突然耳が聞こえなくなる

7月1日に突然、突発性難聴になりました。自転車で40kmほど走ってシャワーを浴びて頭を乾かしていたところ、左耳の奥が「ポーーン」という音がしたのち聞こえが悪くなり、水か何かが入っているような気分。水を出そうと頭を傾け、綿棒を入れなどしても変わらない。 一晩寝ても変わらないので少し不安。その日の湿度が高くストレスがたまったというのもあるだろうし、この数か月また生活が不規則だったり、耳のストレスがかかりやすい環境にいるということも原因の一つかもしれないが、原因はよくわかりません。そもそも突発性難聴は現代の医学でも発生原因がはっきりとしていない病気らしい

実は20年以上前にも一度左耳が突発性難聴になって、4kHz以上の高音の聴こえが悪いままになっています。 この時は治療を始めるのが遅く、治癒ができませんでした。 突発性難聴は、なってすぐの治療が不可欠。可能なら48時間以内、 遅くとも2週間以内に治療をしないと回復が見込めないといわれています。日曜はまわりの耳鼻科も休みであったので月曜日に会社を休んで耳鼻科で治療

近所の耳鼻科で診察(2017/7/3)
あいにく、7/3の月曜日は、なじみの耳鼻科が臨時休診。とはいえ早めの治療が不可欠なので、そこそこ評判もよい別の耳鼻科に初診でかかります。2日前から急に聴こえが悪くなるというと、外耳、喉、鼻の外見の診察のあと、チンパノメトリー、聴力検査の診察。
チンパノメトリーではきれいな山型の線になっていたので、鼓膜は正常そう。

聴力検査では、やはり、左が全域で 60dB と中〜高度難聴。ということで、急性感音性難聴と診断。
ステロイドを中心とする投薬治療となりました。

突発性難聴での生活
突発性難聴のまま仕事をする。

  • 左側の耳鳴りが激しい。頭の後ろがゴーとなる感じがする。周りの話し声が、ハウリングしているスピーカーのように左側からなる
  • 普段は気にならないクーラーやファンの音、雑踏の音が耳を通して脳を揺さぶってくる感じがする。

これが悪化すると、「毒電波が私をコントロールしている!」というような妄想が生まれるのかもと少しわかった。

  • 左と右の音の高さが変わって聴こえる。救急車のサイレンは1オクターブぐらい左のほうが高い。口笛を吹くと頭の中で不協和音がなるなど。
  • 左耳の中から頭のほうを押さえつけられているような感覚で、左脳を使って仕事ができないような感じ(集中すればできるのですが)

と不快感が多い

近所の耳鼻科で再診(2017/7/8)
5日薬を飲み切ったので、再診
聴こえが改善している自覚はないが、聴力検査では2KHz当たりの聴こえが10dBほど改善(60dB→50dB)しているようだ。
プレドニンの量を減らし(一回2錠→1錠)に減らして、あと5日間投薬治療を継続。
投薬で治らない場合の治療方針を聞くと、「入院治療になりますね」とのこと。

次の5日まで待てなくなった
職場やSNSで情報を聞くと意外と突発性難聴になった人が多い。
(投薬で?)2週間程度で回復した人もいれば、すぐに入院して処置した人もいるし様々。
20年前に医者にかかるのが遅れて左の高音が一生聴こえない状態になったのをとても後悔している
なにしろ、

  • 音楽をクリアなステレオで楽しめない

のみならず

などかなりQoLが下がっているので、今回は結果はさておき後悔はないように治癒のリミットの2週間を行動するということで、薬が切れるのを待たず、セカンドオピニオンを聞きに突発性難聴も詳しい大病院にセカンドオピニオンを聞きに行く

大病院を受診(2017/7/10)
4時間近い待ち時間ののち、受診。今回の症状と治療の経緯と既往症を先生に説明。実は顔の左は顔面まひになったこともあり、何らか関連があるかも気になっていた
ここでの聴力検査の結果も土曜日とほぼ同様。改善したのは2KHzのみで、125〜1KHzは変わらず。

セカンドオピニオンを聞かせてほしい」というあいまいな要望であったが、先生からは今日から10日間の点滴治療を提案される。
もちろん受け入れ その日から点滴を開始。 ステロイドを短期間に大量投与する「ステロイドパルス療法」なのだろうな。
今日の点滴には「リンデロン 4mg 2.5A」とあった。
検索すると、プレドニンステロイドの体内残留時間が短時間なタイプ、リンデロンは残留時間長時間、効果が強く、大量投与に向くとある。医師の監視のもとでないと投与できない強い薬なのであろう。

明日からしばらく毎日病院で点滴をして昼から通勤の生活になる。