Maker Faire Tokyo 2012 ( #MFT2012 ) を見学

Maker Faire Tokyo 2012を見学してきました。
これまでは、"Make Tokyo Meeting" という名前で東工大などを会場としている無料イベントでしたが、今回から名前が変わり、また有料イベントになり会場もお台場に日本科学未来館になりました。

http://makezine.jp/

有料なので人が少なくなるかと思いきや、逆にこれまで以上の大盛況。会場の通路がちょっと狭くなったこともあって移動しづらくなるほどの混雑ぶり。さすがに会場が狭くて、デモに影響がでたと感じたな。次回はビッグサイトに進出を希望。
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名前は変わっても、これまでの MTM: と同じような、モノ作りのエッセンスは変わっていなかったな。

数多くある展示物のうち、特に印象に残ったものを中心にいくつか紹介します

人が乗れる巨大ロボクラタス
実際に動くモビルスーツ型のロボ「クラタス」。入口に置かれていました。デモ時間には動いていたらしい。お腹の中に搭乗して、稼働時はちゃんと立ち上がるそうだ。
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ヘリコプター
プロペラ型ではなく、ファン型のマルチコプター。ファンが小さい分、回転数を上げることで推力を稼ぐタイプで毎分3万回転にもなるとのこと。
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タイプは違うけど屋外飛行デモしている写真がこちら
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羽ばたき飛行機
羽ばたき飛行機。実際に飛ぶのが驚きですね。 20gぐらいという驚きの軽さ。

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うごくゴミ箱

Youtubeでも話題になった「うごくゴミ箱」も展示されていました。床が滑ることもありゴミ箱もちょっと苦戦。 制御は、キネクトで取得した2フレームの画像から、ゴミの位置、移動方向を把握して、落下位置をそれだけで予測してゴミ箱を移動させるというロジックだそうです。

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カメラ防振装置
ステディカムという商品もありますが、同様の原理の防振装置を作成されているチーム。
小型の作品もありましたが、慣性モーメントが大きいこんな大型の試作品も(ブログアップ許可いただきました)。 売り物と違って、カウンターマスの調整がしやすく大きさの異なるカメラに対応ができるのが特徴だとか。
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ブラウザでスペアナ
JJYという標準時を伝える電波(40KHz)を自作アンテナで受信し、その電波を音としてPCに認識させるという工作と、その音をブラウザの機能だけで周波数解析(FFT)してリアルタイムにスペアナとして表示するという展示。後者は全部JavaScript だけでここまで出来るというもの。HTML5の機能はここまでできているとは。
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微速度撮影用ドーリ-
これまで、微速度撮影用カメラリモコンを展示頒布されていた、いえながさんが今回は関連制作として、微速度撮影時にカメラを動かすドーリ-を展示。プロ向けの機材も、工夫次第で自作できますね。
赤外線リモコンの送信部も、フレキシブルLEDライトの先頭を赤外線LEDに付け替えて対応されてました。
デモ画像も美しかったです
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大型ブレッドボード
一見、抵抗のカラーコードを模したぬいぐるみの様に見えましたが、実際に中にこのカラーコードと同じ抵抗が入っていて、さらに台はブレッドボードになっているという驚きの細工。これこそ伝統的なMake の工作といった感じです。
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いろいろ
反動装置。鉄砲を撃った反作用を体感するための反動装置
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ペーパークラフト。等身大のペーパークラフトで立体感があります
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手漕ぎ自転車。方向は足で調整するという、普通と逆の機構。
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導電糸で配線をする「テクノ手芸」
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操り人形を操るトラ
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LANケーブルの切れ端など、ゴミに近いジャンク部材を量り売りでうっていました。
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初音ミクさん LEDウエディングドレス
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自転車のスポークにつけたLEDの残像効果でアニメーションを表示。
過去のMakeの展示にくらべると、色数、なめらかさが向上していました。商品化されるそうです
痛自転車の次のトレンドか。
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ネタっぽいもの
ネタの一つですが、シュレッダー付きの名刺入れ(笑)
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ルンバにカメラをつけた「ローアングラー」。 これ公道で動かすのはまずいだろう(笑)
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