冨田勲x初音ミク 「イーハトーヴ交響曲」 鑑賞

午後は、オペラシティにて、冨田勲作曲の「イーハトーヴ交響曲」を鑑賞。

宮沢賢治のメルヘンの世界を表現したシンフォニー、この世界を表現するために、初音ミクが是非必要という冨田勲さんの強い希望で共演(?)が実現したもの。
初音ミクもボカロコンサートだけでなく、本格的なオーケストラと合わせられるほど発達してきていて感慨深いです。

日本フィルハーモニーがオペラシティのコンサートホールで演奏するなか、指揮にあわせてボーカロイドがリアルタイムに歌うという技術的にも困難な試みであったのですが、見事に成功していました。

拍手が10分近く鳴り止まず、聴いている方も満足。オーケストラとボーカロイドを単に合わせたのではなく、 ソリストとしてオーケストラの一員になっていたような自然なコラボレーションでした。

今回、近くで見たかったのでS席のチケットを取って前から2列目という第一バイオリンの楽譜が読めるぐらいのかぶりつきでの鑑賞でした。ミクの映像は実はずっと後ろの2階のパイプオルガンの前にスクリーン投影されていたので、前の方だとちょっと角度がついてちょっと見づらいところはあったのですが、でも実は初めての本格的なオーケストラ鑑賞。指揮者の大友さんの表情やバイオリン奏者の息づかいや楽譜をめくるタイミングなどを見ることができて満足。

オペラシティのコンサートホールの合掌造りの中の様な高い三角のホールも印象的でした。普段はなかなか体験しないハイソサエティな文化的な休日でした。
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