「Twitter友の会新年会」で企業アカウント中の人の話を聞いた

今日1/15 は お台場 カルチャーカルチャーにて「ツイッター友の会 新年会」というイベントに参加しました。
http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_091217202731_1.htm

これまでもTwitter関連のイベントは数多く参加していますが、今回のイベントは企業アカウントの中の人やライターなど業界関連の人が多く、平均年齢も高く(だいたい30代後半ぐらい)、お台場のいい雰囲気の店ということもあり、大人な雰囲気のオフ会でした。

お台場のこの辺りのエリアは初めて。 東京テレポート駅で降りるのも初めてです。観覧車の入り口近くに今日の会場である「カルチャーカルチャー」があります。 ちょっと迷って青海駅の方まで行ってしまいました。これからは迷わないはず

本当は今日は神田さんがホストでしたが、急遽代打の津田さんがホスト。 でもこの手のタイプのイベントで津田さんだと、「代打」じゃなくて、「メイン」ですよね。

今年はツイッターで事件(ストーカーやらなんやら)が起きるのではないか?」といった今後の予測など交えて、テリー植田さんと盛り上がっていきます。
まあ、この辺りも面白いのですが、今日のメインイベントは、企業アカウントの人との3人でのトーク

覚えている範疇だと
bacars さん
コーリン色鉛筆の中の人
TokyoFM
加ト吉の中の人
楽天トラベルの中の人
Avexの中の人
キャリアマムの中の人
mixi勤務の人
その他2人ぐらい
といった人が壇上でトークを行っていた。

津田さんとテリー植田さんの進行で、「中の人」の魅力が引き出されてゆく。

中でも印象的なのが、加ト吉さん


加ト吉 というと、冷食メーカー(うどん)で有名ですが、Twitter 上では「軟式ツイート」と呼ばれる、企業公式アカウントなのにフランクな会話で個人対個人の関係で発言するのが特徴です。 発言数も一日平均100以上とかなりの流量。

発言が若い感性もあるし、きっと若い担当者だろうと思っていたら、中の人はお客様担当部署の部長さんでした。

ツイッターのビジネス活用では、若手の間で盛り上がるけれど、上層部が理解無くて廃れてしまう・現場のモチベーションが落ちる などということも聞きますが、カトキチの場合、部長自ら自分の責任でつぶやいているというのが特徴。 それもしっかりとしたポリシーで運用しているのに感銘。 ツイッター本はこれまで何冊も出ていますが、加ト吉さんへのインタビューをした本はないと思う。今がチャンスですよ。ちゃんとしたインタビューなら読みたい読者が多いはず(ってインタビューに応じてくれるかは不明ですが)。

印象にのこった内容

「広告をばりばりと出したら、お客様は引いてしまうので、宣伝は避ける」
「うどんが話題になればよい」
Twitterでつぶやきを始めた当初、仮に上層部から批判されることがあれば、会社をみはなしてやめようと思っていた。」
会社アカウントでつぶやくことで問題はないのか?の問に「私が部長なので問題はない」
「つぶやきが多いが、TLが加ト吉のアイコンで目立ちすぎるのは印象がよくないので、薄いアイコンにした」
「 www などの発言をしたら、お客様相談センターにクレームが入った。 今は 「(笑)」というようにしている」
「始めた当初は、リプライも敬語で、「食べていただきありがとうございます」という固いものだった。 ある日、タイプミスで面白い言葉になったら意外と受けた。それからは ありカトキチ などのフレーズを使って緩くしている」
ツイッターのビジネス活用については、分からないことも多いが、私の所で道筋をつけていければいいと思っている」

そらのさんに対して
「そらのさんの活動を支援している。 カトキチのバナーなどは不要という事を言っている。ちっちゃなメセナ活動のようなもの」

というように、ぶれない意志のもと、部長自らがつぶやいているとのことです。話の1割も再現出来ていないのが残念。 話は非常に示唆に富んで生きた教材となっています。 ソーシャルメディアのビジネス活用を考える企業にとってはよい先行事例となります。


そうそう。 Twitter 友の会 というのは今回だけではなくて、これから定例で月の真ん中頃に行われるようです。
次回は2月とのこと

イベント終了間際に駆けつけた神田さん

とうとう津田さんから Twitter 社会論にサインをもらった!