秋田大館の 「メイド服事件」

昨日の「部の備品のメイド服を強制的に着用させた」という事件。
どうも背景がわからんな。。。 と思っていたら、読売新聞で背景含めて書いてあった。

教師が変態ロリ教師ではないというのは分かった。

うーん。新聞記事で第一印象で判断してしまうのは危険だ。
難しい。


http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090305-OHT1T00063.htm

 「メイド服を着てモデルになりなさい。(さもないと)現代文の単位をやらないよ」―。秋田県大館市の県立大館高校で昨年9月、芸術部顧問の男性教諭(51)が3年生の女子生徒(18)に萌え萌え撮影を強要していたことが4日、分かった。卒業ができなくなることを恐れ、嫌々撮影に応じたこの生徒は、学校でも有名な美少女だったという。

芸術部は写真班と書道班に分かれている。ターゲットになった生徒は書道班に所属。写真班のコンクールには、もともと関係がない。しかし指名を断った女子生徒に、この教諭は「(自分の担当する)現代文の単位をやらないよ」などと言い放った。卒業できなくなることを恐れた生徒は、やむなく撮影に応じたという。学校関係者によると、生徒は校内でも有名な美少女だったようで、教諭も思わず被写体に指名してしまったらしい。
 撮影に使用したメイド服は、3年前に別の生徒が教諭に提案し、通販を利用して部費で購入。そのとき撮影されたメイド姿の写真は、07年の「高校生のフォトメッセージコンテスト」で努力賞を受賞している。その後は備品として保管されていた。
 9年前に赴任した教諭は、全国的にも有名な同部を率い、3年連続で全県最優秀作品を輩出したこともある。昨年11月のコンクール「秋田県高等学校総合美術展」に「メイド写真」は出品されなかったが、地元の祭りのふんどし姿の男たちを撮影した作品が特賞を受けた。


写真のコンテストのモデルとして美人の部員(とわざわざ記事で書くのもどうかと思うが)を指名したということなのだな。

これを見ると、教師のヲタロリ趣味というよりも、コンテストで入賞するための努力が行き過ぎてしまったというところか。


ちなみに、この「07年の「高校生のフォトメッセージコンテスト」で努力賞(奨励賞)を受賞している」 という写真は

http://www.tjf.or.jp/photocon/pastwork/b_2006_11.htm

で見られる。このコンテストをみると、どういうノリのコンテストなのかわかるな。 高校生活の中で、友人をモデルにした写真を撮るというコンテスト。 芸術的なものから、ちょっとバカやっているところまでさまざまだけどイキイキとした表情が特徴の写真コンテスト。この教諭は写真班の生徒がこのコンテストで入賞できるように、美人な部員にモデルになってくれるよう頼んだのだろう。


このページの「撮影者からのメッセージ」「主人公からひとこと」は、2006年の時の大館高校の撮影者、主人公(メイドコス)のメッセージ。仲がいい友人同士の会話がほのぼのとしてまさに青春そのものなのだがな。
この教師も「今年もこんなイベントが出来ればいいな」という思いもあったのかなあ。


どこでいったい、行き違いがあったのだろう。