「負けるが勝ち」 東芝、 HD-DVD撤退で株価急騰

2/18の東証では、東芝の株価が前日比+45円の829円となりました。これは前日のNHKの「東芝HDDVD撤退」という報道を受けてのものでしょう。 NHKの人はまた儲けたかな

BluRayに負けた ということで、市場が厳しい評価をするかと思いきや、「魅力のない市場からさっさと撤退した、不毛な争いからいち早く脱出した」 というように、東芝の集中と選択を評価する声が多いみたい。

市場がこういう判断をするには、いくつか要因があって

1. 東芝は次世代ディスク事業がなくても、軸となる事業が好調(半導体原子力など)で中長期的に成長が見込める

2. そもそも次世代ディスクの市場性が不透明... どころか市場が無いと判断されている。

  • これは多くのブログでも言及されているけど、 「これからはパッケージ(ディスクのこと) じゃなくて、もうネット配信だよね」 という見方が多い。 ハイビジョンの番組を見るのにも、もうディスクで配るのではなくて、 ブロードバンドなネットで配る という時代だと、IT屋、通信屋だけじゃなくて、一般の投資家もそういう世界を考えているということみたいだ


さて、ソニー・松下はこの次世代ディスクの消耗戦を勝ち残ったわけだけど、これから、この投資を回収できるのだろうか。 次世代ディスクって市場はあるのだろうか。
意外と、さっさと撤退した東芝が勝ちなのかもしれないなー