タムロンの最新高倍率レンズのイベントに行ってきた

タムロンのブロガーイベントに参加した


1/25は今年初めてのブロガーイベントに参加しました。レンズメーカーとして有名なタムロンから出している最新高倍率ズームレンズ 「18-270mm VC PZD(Model B008)」の体験イベントです。
AMNさんの主催のイベントです。いつもお世話になっています。

プロカメラマンが伝授!「交換レンズ」で広がる写真の世界〜超高倍率ズームレンズ「18-270mm VC PZD(Model B008)」の魅力を体感しよう〜ブロガーミーティング|AMN関連イベント情報|ブログ|Agile Media Network
http://agilemedia.jp/blog/2011/01/18-270mm_vc_pzdmodel_b008.html

懐かしのタムロン

タムロンとの出会いといえば、もう何十年も前、私が初めて一眼レフを買った(というか買ってもらった)高校の時からです。
その時はボディはキヤノンのA-1 。レンズは50mm F1.4 のキヤノンNewFD と70-210mmのタムロン製のズームレンズを揃えました。部活の試合などに持っていったなあ。白黒写真を自分で現像したりと、写真を勉強していった時期でした。
この頃に今の趣味の写真の基礎はできあがっていたな。

高倍率ズームが出てくるのはその少し後の話。今回のイベントで話を聞くと、登場したのは1992年のこと
でした。タムロンと並んで有名なレンズメーカーのシグマからも高倍率ズーム(当時は28-200mm)の
開発競争が繰り広げられ、最小撮影距離の短縮、望遠域の拡大、レンズのコンパクト化などが毎年毎年
繰り返されていきました。一度出すと10年ぐらいはモデルチェンジしない一眼レフの交換レンズの世界に
あって、電気製品並みの高頻度なモデルチェンジは注目されたなあ。


最新機種 18-270mm VC PZD(Model B008)

今回登場した 「18-270mm VC PZD(Model B008)」は、この高倍率ズームレンズ競争の一つの到着点ともいえるもの。
レンズの小型化競争が一段落した次に2007年から「手ぶれ補正」の競争。補正をする装置を入れ込んだために、
またレンズのサイズが大きくなってしまったのだが、これを今回、手ぶれ補正が無いレンズと同じサイズまで縮めたということ。
しかも、オートフォーカスの駆動方式を、静かなピエゾモーター方式を採用したという二つの特長があるレンズ。

見せてもらおうか タムロンのB008の実力(略

早速、持ち込んだカメラにくっつけてみる。
シャッター半押しで、ファインダーの中の像がぴたっと止まる。 これがVCの威力か。

蛍光灯が消されて暗くなった室内を手持ちで4秒のシャッターを切る。

ほぼぶれてない。さすがだ。 他にも何枚も撮影しましたが、かなりの手ぶれ補正効果です。
コンデジの手ぶれ補正と違って本格的に手ぶれ補正をしてくれているので、「4段分」の補正というのはあながち大げさではない感じ。

気になった点としては、 「ズームレンズの回転方向がキヤノンの標準のズームと逆方向」ということ。
シグマのレンズだと、メーカー毎にあわせているのになあ。 気になって質問をしたら、タムロンの人全員が苦笑していた。きっといつもいつも聞かれる質問なんだろう。車で左ハンドル、右ハンドルを両方用意するのは大変なのと同じで、カメラのレンズも大変なのだろうな。

「ズームレンズだからといってズームに頼っちゃだめ」

タムロンの人からの説明が終わって、次はプロカメラマン並木さんによる、子供の撮影方法の講演、そして実際に小物や人物(並木さん自身がモデルになって)での撮影講座の始まり。 私は普段写真は撮りまくっているものの、ちゃんと教えてもらったことは無いのでいい機会。 いろいろと指導があったが一番重要なのは「ズームに頼らず、自分が動け」ということ。 そうそう。 それは一応は意識はしているけど、もっとシビアになるべきだなあ。
ファインダーをのぞいてズームレンズで大きさを調整しているようだとまだまだ素人だってことで、これからはまずズームの拡大率を決めてからファインダーを覗くということを意識しようっと。

以下はこのレンズで撮った作例



タムロンの本業?

このイベントの最初に、タムロンの会社紹介がありました。
タムロンというと、カメラの交換レンズメーカーというイメージが強いですが、
産業用機械のレンズを製造するメーカーとしてもシェアが高いそうです。
監視カメラやはたまた、コンパクトデジカメ、携帯電話のレンズなどもOEM提供しているとか。
携帯電話のレンズでは、これまでは安いプラスチック製で十分だったものが最近は解像度も
要求されるようになり、ようやく時代がタムロン品質を求めるようになった と自慢されていました。

なるほど。 量販店だけ見ているとわからないですな。

お土産の「タムロンカレー」

今回お土産をもらいました。 おどろきの「タムロンカレー」
なんとこんなものがあるとは。中身は立派なカレーです。 スパイスも一杯入っているし。

レビューしますよ。

今回、1ヶ月間、このレンズをモニターできることになりました。
街に持ち出してレビューしますよ。