Make: Tokyo Meeting06( #MTM06 )行ってきた
11/20と11/21は東工大を会場とした、Make: Tokyo Meeting 06 に行ってきました。
ものづくり好きの人たちの発表会で、機械工作、電子工作、プログラミングから、ロボット、手芸まで多岐にわたっています。 大人の文化祭です。
年々規模が大きくなり、今回は東工大の体育館や教室だけでなく、生協食堂まで使って、前回より3割増しぐらいの展示になっていました。 一日で見るのが難しくなるぐらい、充実していました。
Make: は第三回から毎回行っています。行くたびに刺激を受け、ついついいろいろな物を買ってきます。
3回目の時は Arduino というマイコンとブレッドボード、前回は mbed というチップ。
三日坊主気味だけれど、定期的に何か作ろうという気になり、いい刺激になるイベントです。
今回のイベントは興味を引かれる展示物が多かったですが、その中からいくつか紹介をしてみます。
iPhoneで作った犬ロボット
顔がiPhoneになっています。撫でると表情が変わったり、それにつれて体が動きます。
寝てしまうと、犬はねてしまいます。 今回、iPhoneと外部のデバイスを組み合わせる展示が増えていました。
アイデアと技術次第でこれまでは個人では困難だった、リッチなUIを組み込んだロボットが比較的容易に作れるようになりましたね。 これはそのいい例だと思います
電気ジュース
ストローを使って飲む時に、舌に電気を流すというコワイ?仕掛けになっている装置。
中身はただのカルピスウォーターなのですが、18Vの電流が流れるようになっていて、飲むとまるで炭酸の味!
音を記録するカメラサービス Soundpic
静止画の写真に音をつけてネットで共有するという仕組み。仕組みだけでなくて、アプリケーションやカメラまで作ったのがすばらしい。 iPhoneのアプリにもなっていました。 1枚の写真でその時の周りの音(スタジアムの音、イベントの音、パーティーの音など)がつくことで臨場感がアップします。 ビデオだと、カメラをずっと構えていないといけないけれど、写真だともっと気軽に撮れます。将来これは流行ると思ったサービス。正式版は近々ここで紹介されるようです。 http://gutygraph.com/
テクノ手芸
Make: の一大カテゴリとなっている、「テクノ手芸」。手芸と電気工作を組み合わせるという、アナログデジタルを融合させたような作品がたくさん作られています。これって、イクラがLED何ですよね!よくかんがえています。「さわらないでね」と書いている作品ほど触られるそうです。
結露したガラスをシミュレートする作品
冬の寒い日、屋内で曇った窓を指でぬぐうと字が書けるという現象がありますが、それをシミュレートした作品です。
FTIRという赤外線の特性を用いた検出技術を使っていて、マルチタッチを実現しています
回転する光ファイバ芸術作品になっています。写真でも幻想的な色とりどりの光跡が見えますが、本物はさらに動きが加わっていっそう美しかったです。
バーコード書籍
ニコ生放送協会(NKH)の展示。「ぼくの考えた電子書籍」のなかの一つ。バーコード書籍。
不思議の国のアリスがすべてバーコードで作られています。もちろんちゃんとバーコードリーダーで読めるという実現性も(?)あります。
魔女の宅急便にでてきた自転車
プロペラ駆動で本当に動きます。
自作のエレキギター
ネコの形しています。ちゃんと鳴ります 「ホームセンターてんこ」というマンガの中で作られたものそのものです
空気砲
痛くはないですが、当てられるといい気はしないという空気砲。 「大人がまじめに空気砲をつくるとこうなっちゃいます」と、作者たかはしさんのコメント。
ジェスチャーで操作するUI
画面の上で動かしている指の動きがそのまま、ゲームの入力となっています。 たしか OpenCVというライブラリを使って実装していたと聞きました。今回、ARや、画像認識による入力も一つのトレンドになっていました。
企業による製品化よりもまえに、こういう個人ベースの作品で使われることが多いですね。
「はやぶさ」実物大模型
はやぶさの実物大模型。東工大の地球物理の学生数人で、学園祭向けに作った実物大模型。
予算が少ない中、工夫をしてコストダウンしています。化学エンジンのスラスタはワイングラスを使い、金色の膜はサバイバルシートなど随所に工夫がこらされています。
胸を触ると、顔写真が投稿される仕掛け
ゲイの方が考えた仕掛けが面白い。おっぱいを触ると胸につけているiPhoneがその時の写真を撮ってネットに公開するという仕掛け。