サマーウォーズを見てきました

細田守監督の最新作 「サマーウォーズ」を見てきました

長野・上田市の旧家の大家族と、ひょんなことから偽装恋人として訪れた主人公の男子を中心とする田舎の活気あふれる風景と、平行して走るネット上の仮想社会「オズ」での大混乱を描いたフィクションのアニメ。

上田の夏の風景は、どことなく懐かしい日本の田舎の風景。 こういうところで暮らす人生もいいな と思うような活気がありのどかさがある風景です。
もう一方は、「オズ」というネットサービス。 設定上は全世界の人がアカウントを持っていて、インフラもなぜかこのサービスに依存していて、オズの不具合は現実世界に影響をしてしまうという。

この「オズ」がハッキングされてしまい現実社会にも多大な影響が出てきてしまう。
偶然この上田の大家族にはオズ上で特異な能力をもったメンバーが何人か集まっていて、力を結集して世界を危機から救うというのがプロット。


(なんかこう書くと、ぜんぜん面白くなさそう(笑)


自宅にスーパーコンピューター自衛隊の高速通信車を持ち込んだりと、アニメならでは。
ただ、オズが、インターネットが普及する前の1990年頃のコンピューターネットの描かれ方なのが気になったなあ。
今やGoogle やらmixiやら携帯のサービスやらを普通に使うようになって来ていて、リアルの方が追い越しているのだよなあ。


もうひとつ。こういう見方もできるかも。

ラブマシーン: GoogleとかAmazon
アカウントをどんどんと食われる: Google Apps, Amazon EC2 などのクラウドコンピューティングのプラットフォームにどんどん吸収される

自宅に漁船、自衛隊の通信車両、氷柱、スーパーコンピューターをもちこんで戦う: 日本国内でクラウドコンピューティングの基盤を建てないと、インターネット上のビジネスはおろか、日本国内のインフラもアメリカに牛耳られてしまうよ