ブログ界では「日教組が悪い」が主流だ

ブログ界で主流の「日教組の方が悪い」

中山国土交通大臣は就任5日で辞任しました。 歴代2位の短さだそうです。

原因となったのがいわゆる「3つの失言」というやつ
(1) 日本は単一民族
(2) 成田空港は、ごね得の人がいて拡張できない
(3) 日教組の強いところは成績が悪い

(1)、(2)は認識が違っていたと、謝罪しましたが、(3)についてはあらためて「日教組はガン」と突き返したのですね。

さて、マスコミはこぞってここで「とんでもない暴言」と攻撃をしていますが、ブログやmixi news ではこれが面白いほどに正反対。


直感ではおよそ9割が「日教組が悪い」「日教組おまえがいうな」「教育にイデオロギーを持ち込むな」「中山大臣は言葉が不適切だが同感」 など中山氏の発言に同調するもの。

これって、単に「ネトウヨが多い」「ミクニューは全体の流れに同調する人が多い」と割り切るには、偏り方が高いなあ。 世の中の感じ方はこうなのかもしれない。


多分日教組問題については今後民主党が攻撃のネタに使うのだろうけど、実は民主党我追求すればするほど、逆に今度の選挙で自民党に有利な状況になるのかもしれない。 そこまで考えての発言だとすると中山大臣はかなりの策士だ。



■ 佐々木さんの新刊
街に夕方ふらっと出かけたら、見つけた 佐々木俊尚さんの新刊 「ブログ論壇の誕生」という本。

現在のブログ、掲示板界の論調と既存マスコミなどに与える影響について、具体的な15個の出来事についてオムニバス的にまとめているもの。

一番軸になっているのは、やっぱりアレです。アレ。
毎日新聞変態記事問題」

7/13のmixi日記で

毎日変態事件など
ネット、内部事情両方に精通したこれほど適した人はいないな。 ぜひ今回の毎日変態事件の検証をしてほしいな


と書いたが、まさにその本が出た。


ブロゴスフィア(ブログを書く人たちの住む世界)の空気感や物事のとらえ方はこういうものだよとマスメディアの人たちに伝えるために書かれた本だと思った。

毎日新聞のHENTAI記事問題の時は、2ちゃんねるの既婚女性板を中心に批判投稿やビラまき活動が起きたのだけど、マスメディアは「こんな活動はだれかリーダーがいて、何かしらの利益のためにやっているはずだ」と疑わなかったようなのですね。 でも実際は各人が義憤にかられて自発的に行動を起こしたのでした。

こういう現象や感覚が分からないメディアの人たちに、元毎日記者でもある佐々木さんが、メディアとブロゴスフィアの橋渡しをしようとしたのだろうな。


書いている出来事は日々各ブログや2ちゃんをみていると、祭りになったものが多く、背景よくわかっていて、さくさくと読めました。1時間程度。 まあ、ブログウォッチャーの人にはちょっと物足りないかもしれないけど。。


一応、ネタ書いておきます(タイトルは勝手に改変してます)。 興味あるかた是非どうぞー

1.毎日新聞HENTAI記事事件
2. あらたにす
3.ウィキペディア編集合戦Wikiscanner
4. チベット問題 (左翼系平和団体がなんで抗議しないか)
5. ニコニコ動画での民主 小沢党首の演説 (コメ、アカ削除)
6. 共産党志位氏の国会質問 (CGJ)
7. チーム世耕

8. 格差社会ネタ
9. トリアージ議論
10. 秋葉原加藤にシンパシーを感じる人たち
11. 携帯電話ブログ でブログ界はどう変わる
12 炎上するアフィブログ
13 青山大学「1.5人」事件 なぜ大学が責任をとるのか
14 青少年ネット規制
15 ブログはまたおもしろくなるのか