福島の産婦人科医師の裁判について思う

福島の産科医が逮捕された件、 以前から各種ブログで経緯を読んで関心を持っていたのですが、予想通り無罪となりました。

処置が的確であったかは私には分かりませんが各種ブログを見た限りでは、その場での最善を尽くした結果であるとの印象ですね。

この裁判は、現在の医療レベルやスタッフの数からどうしようも無い状況で発生した事例を刑事事件に問うのが妥当ではないだろう、 という点で話題になったことが、一番大きな点ですが、
私が注目しているのは、 被告側の協業者(医療関係者) が専門ブログなどで、問題の要点を分かりやすく一般人に訴え続けたことで、 マスコミ報道では触れられてこない問題点が多くの人に知れ渡り、それが世論となってきた という点ですな。

これまではマスコミが遺族や警察の主張を主に報道することが多く、 被告人は最初から大悪人のような取り扱われ方をされてしまっていますが、これからは、専門ブログからの反論に対応できるような調査報道が求められるのでしょうな


■参考

周産期医療の崩壊をくい止める会
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi

ある産婦人科医のひとりごと
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/

新小児科医のつぶやき
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/

産科医療のこれから
http://obgy.typepad.jp/blog/

元検弁護士のつぶやき
http://www.yabelab.net/blog/

天漢日乗
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/

  • 奈良南部の産婦人科を壊滅させるきっかけとなった毎日新聞 vs 大淀病院事件の件もあって、 毎日新聞の報道姿勢に疑問のスタンスのブログも多く、いくつかは、毎日変態記事問題のポータルにもなっていますね