ANAのスキップサービスの異常処理は仕様だった
先日の日記で全日空のスキップサービスを利用したときの出来事(搭乗ゲートでの処理不具合のために、カウンターで紙のチケットを発券した)を書き「これって、異常処理の検討不足じゃね?」と書いたのですが、まさにこのことに言及している記事が日経コンピュータの最新号(10/30号)に載っていました。
私の職場の雑誌コーナーに最新の「日経コンピュータ」(特集: 「ITメタボリック症候群」)が置いてあったのでちらちらっとみてみると、中に全日空のスキップシステム構築の話が載っていました。
要約すると
・ そもそも企画からサービス運用開始まで4ヶ月しかなかった
・ 予約変更などの例外処理や異常処理まで新しいシステムで対応しようとすると構築が難しいし、現場の教育が大変
↓
例外が起きた場合は、スキップサービス内であれこれ考えるより、従来通りカウンターに行ってもらって発券すればいいんじゃね?
と、要件定義時点からこういう仕様にしていたとのこと。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NC/20061024/251681/
そうそう。割り切りが必要なんでしょうね(システム屋なので感心しています)。
もともと紙発券の方ではミッションクリティカルなシステム&人の教育がきちっと出来ているのだから、困ったらそちらのシステムを使えばいい。
こういう判断することで、システム規模も肥大しない。「あれもこれも」と仕様を追加していくと「メタボリックw」になってしまう。 なるほどー。
日経コンピュータが職場に転がっている人はぜひどうぞ。