DS鬼ごっこ かあ

最近、一部地域の子供たちの間で「DS鬼ごっこ」という遊びがはやっているらしい。 NintendoDSのソフトの名前ではなくって、 DSに標準で入っているピクトチャットを使って、本当の鬼ごっこをするという遊びらしい。

これ見ていると、本当に楽しそうだ。

 DS鬼ごっこは、画面に書き込んだ文字や絵を無線で通信し合う「ピクトチャット」という機能を活用。「鬼が来た」「○○君が鬼になった」などと情報を交換しながら鬼から逃げる。
鬼が仲間のふりして偽情報を流したり、ちょっとした駆け引きもある。
 約三十メートルの範囲でしか通じない機能だけに、建物の中や隠れる場所の多い路地裏などが格好の遊び場となっている。都会の狭い遊び場を逆手に取った遊び方。子どもたちに聞くと、「みんなで協力し合って逃げるのが楽しい」という。離れ離れになりながら、つながっている連帯感が人気の秘密だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008071290135030.html

いやはや本当に楽しそうですな。偽情報まで流すとは、軍事作戦みたいだw。 これ、小学生の間で自然発生的にできていったのだろうな。

任天堂も仕組みは提供したけど、こんな遊びは考えてもなかっただろうな。やっぱり子供は遊びの天才だ。

以下、またまたマニアックなネタ

■ DS鬼ごっことMANET (Mobile Ad-hoc Network) って似ているな-
で、これを読んだときに思い出したのが、MANET という無線アドホックネットワーク。
前線で活動する兵士の持つ端末同士でアドホック無線LANを作る仕組み(もちろん軍事用途だけじゃなくって、災害現場などでも使えますが)。
まさに子供たちが遊んでいるDS鬼ごっこと目的が一緒ですな。


■ 遊び方を考えるのはユーザーだ とか。。

DSのピクトチャットのこの遊び方は、任天堂は予想していなかった遊び方だろうな。

作り手が考えてなかった新しい遊び方を考えるのはDSだけではないな
昨日のソーシャルブックマーク研究会の続きではあるのだけど、
ソーシャルブックマークにしろ Twitter にしろ 提供者ではなくって、ユーザーの間で遊び方が考えられていく気がしてる。

ブックマークにしても、「お気に入り」を他人と共有するという目的以上にコメント欄をミニブログとする使い方も多いしな。

Twitterはあまり書き込んで無くて、微妙に空気が見えていないのだけど、それでも独特の緩くつながる世界 ってユーザーがつくっているのだしなー

てなことで、「DS鬼ごっこ」からいろいろ連鎖的に思い出しました。