マイクロソフトのセキュリティ啓発ポスターの回収問題

マイクロソフトは22日、セキュリティ啓発用に配布している冊子とポスター「パソコンを安心して使うために。」を改訂した。フィッシングの説明に用いられていた表現が配慮不足だったとして、該当部分を改訂したという。
 旧バージョンでは、フィッシング対策の説明において、オオカミが特定業種の集金担当者に変装する表現があったという。マイクロソフトでは、「犯罪者が信頼できる身近な存在をかたる可能性を伝えるため」この表現を使ったと説明しているが、関係者に不快感を与える結果となり、配慮不足だったとして謝罪している
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/23/17280.html


「特定業種の集金担当者」 ってなんだ? NHK? 新聞? ...

この問題はセンシティブだなあ。。作る方と、実際に喩えにされた人では受け取り方が全然違うしな。 「不審者も紛れ込んでいるかもしれない業界です」ととらえられてしまうし。。。

同じフィッシング詐欺の喩えでも、「警官に変装したニセ警官」「銀行員に見せかけたニセ銀行員」だったら問題になりづらいというところもまた微妙な問題。。

ただ、この問題はセコムのCMでも以前問題になっているから、マイクロソフトは留意が足りないな。。
もちろん作った方はセキュリティ啓発をわかりやすくするためによかれと思ってやっているのだろうけど、結果的に人を不愉快にしてしまうわけだな。 マイクロソフトみたいなアメリカ系企業は 特にこういう差別ととらえられそうな内容は厳密にチェックしそうなものだけど、むづかしいのかなあ。。。

(参考 セコムのCM問題