ニコニコ大会議2008生放送と「同期性」

今回のニコニコ動画大会議は、会場からストリーム中継をしてニコニコ動画で生放送をしてました。
同時視聴者数13000人だったそうです。もしかしたら、そこらの地方局よりは視聴者数が多いかな?


ニコニコ動画は「疑似同期」ということが特徴と言われています。
今日、ニコニコモンズについて説明をしていた、濱田さんが言い始めたかな。
「疑似同期」というのは、いま目の前で見ているコメントは実は、結構前に書き込まれたコメントかもしれない。 でも動画を見ながら同じ時間を共有しているように感じる というもの。

今日のニコニコ大会議2008の実況中継は、「疑似同期」ではなくて本当の「同期」だな。

先日の「愛m@s24」では、番組表に従って動画がアップされていくので「何となく同期っぽい」という感想だったけど、今回は完全に同期。

今日は会場にいたので書き込めなかったけど、脳内に浮かんだ言葉がそのままスクリーンに流れているのは新鮮な光景でした。会場で質問をしていた一般の人も、コメントでリアルタイムに突っ込みを入れられて苦笑していたな。


ただの「ニコニコ大会議にこれなかった人のための中継」ってわけじゃなくって、「新しいネットの楽しみ方」といえるかもしれない。

漫才のM-1などでこれをやると、かなり盛り上がりそうだな (ヤジにキレる芸人がでそうだが。いや、キレたらさらにコメントは激しいことになるか)

とにかく、ニコニコ動画の新しい可能性を見ることができて収穫でした。


そういえば、ひろゆき岡田有花(ユカタン)に呼びかけていたけど今日は不在だったなあ。めずらしい。
NHKに行っていたのだろうか?

ニコニコ動画 「本当の権利者が評価される世界」を作るってことか

さて、昨晩はニコニコ大会議から帰ってきて、はてなに書いたり、関連WEB見たりしていて、寝たのが3時。
とはいえ今日は寝坊もできないのです。月曜日に会社でメタボ診断。ダメ元で、朝から自転車で運動。久々に50kmぐらい走ってきました。 ふー。ようやく復活。

自転車で巡航しながらも、ニコ動のことを考えてました... どれだけニコ厨なんでしょう...


ここ1週間で話題になったニコニコ動画関係のいわゆる「権利」に関連するニュース。
このようなものがありますね。
・MAD削除問題
動画削除時の申し立てをした権利者名の表示
ニコニ・コモンズ

これらの動きはすべて「本当の権利者が評価される世界」につながるのだなと思いました。



MADを作成する場合、元の権利者が削除の申し立てができるのはその権利者が持っている権利だし、それは尊重するべきだわな。

本当の権利者なら、削除の申し立てが公表されても不利益にならないけど、 関連の度合いが薄い権利者団体が、洗いざらい削除要請をする場合には、この「削除申し立てを公表」というのが抑止力となるのだわな。 (「公表する」ということ自体は権利者の権利を公使することを躊躇させるかもしれないけれど、それ自体は違法ではないし)。

で、これで権利関係がきれいになった「きれいなニコニコ動画」ができあがるわけですね。
ニコニコ動画といえど、日本の法律に違反して存続はできないから、権利的にきれいな状態を作っておくのは重要。

いったんきれいになった上で、MADが合法的に作れる世界を作っていくわけだ。

ニコニ・コモンズでは、アマチュアでもプロでも動画を使ってもらいたい動画を投稿しておけば、その動画を使った二次創作がどのように使われているかが一目瞭然で分かるわけだわな。 無料で使ってもらってもOKだし、ライセンスを取ることもできるとのこと。
ここでMAD素材をおいておけば良い。「メルト」のような自作曲をおいてもいいし、角川が「らき☆すた」「涼宮ハルヒの憂鬱」のOP、EDをおいても良いのだな。