CEATEC2007行ってきた
幕張で開かれているCEATEC 2007 に行ってきました
ここ数年毎年行っています。土曜日もやっている展示会は数少ないですし、規模も大きいので貴重です。
今年は、会場が広くなっています。 有機ELなどのディスプレイ系が目玉でしょうか
薄型ディスプレイ・映像系
CEATECの華の薄型ディスプレイ。ここ3年ほどソニー、シャープ、日立、松下、東芝など家電メーカーが薄型ディスプレイの開発を競い合っていて、華があるコーナーです。
去年までは、SED方式という、薄型で画質も良いディスプレイの参考出展が東芝とキヤノンで行われていたのですが、この一年の特許問題のゴタゴタで、開発自体が凍結になって出展無し。残念。そういえば去年はプラズマと液晶ディスプレイとの間で比較展示をやって問題になったが、そのせいもあってか、なんか今年は全体におとなしい。 もうどの方式も製品化のフェーズに入って、「将来の夢」じゃなくって「今ある製品」の展示になってきているって事かなー
大型の薄型液晶を出していました。54インチサイズで、 厚さ2センチ。本当薄いです。
展示方法も、和風の壁掛けをコンセプトにしていて、その名も「屏風」 というタイトルです。見せ方が一番うまかったのはシャープかな
日立
日立も薄型液晶を出していました。
暗い部屋で展示していましたが、まだ輝度などに課題があるのだろうか。
ディスプレイじゃないですが、超短距離のプロジェクタ。
机の上に立てると、机全体に画像が投影されます。全くにじまないのが驚きです。曲面ミラーの威力ですな。
ビクター
ハイビジョンの4倍の解像度を持つ4Kビデオカメラ。大きいですがこれでもかなり小さくなりました。
一時サムソン製の液晶パネルを「ソニーパネル」と名付けたため、いろいろと揶揄されていたブラビアですが、最近は人気も出ているようです。
今回のCEATECの目玉の一つ、 有機ELディスプレイの製品化。
薄いですねー
こちらは、11インチ有機ELディスプレイ。20万円とまだ値が張りますがとうとう有機ELディスプレイも手にはいるようになったのですね。
コンピュータ系
コンピュータ系は場所は広く取っていたものの、映像系に比べると新しい出展は少なかったな。
「Vistaのイメージはどうですか?」というようなA4二枚に渡るアンケートを書いたのだが、くじに外れると、ノベルティなにもくれず。これはせこい(笑。 他の所は、○を数カ所つけるだけのアンケートで、ちゃんとノベルティくれるのにね。
(って感想それだけか。。
出展は新しいものはなく、ヨドバシなどでやっているVista拡販フェアと同じもの。これは残念
微弱電波を人体に流して通信をさせる「人体通信」のデモをやっていました。例えば胸に携帯を入れていれば、自動改札は手で触れるだけでOKとかいうようなことが出来るようです。
例の「FOMAデータモードの定額制」の説明やってました。
「利用できるもの: WEB(一部を除く)」の一部ってなに?という事を聞きました。
どうやら、
- FlashVideoはOK(Youtubeのデモやっていました。ニコニコ動画もきっと大丈夫)
- HTTPS を使うようなVPNソフト:今後評価して公表予定(意図的にフィルタしていることはない)
ってことのようです。あのサービスはヘビーユーザーからは叩かれてしまったため、担当者もちょっと申し訳なさそうに説明してくれたのが、逆にちょっと申し訳なかったなー。
笑顔測定
最近はやりの、「笑顔度」。 顔認識の発展系でしょうか。
ゲーム的にデモしてました。観客二人で笑顔を競わせるというもの。
機械相手に、一生懸命スマイル中。 ゲームとして使えそうですね。
どうせなら、プロの笑顔作れるコンパニオンさんに見本見せてもらいたかったところ
情報大航海Pj
経済産業省主体のナショナルプロジェクトの成果発表。
Googleのような技術を日本にも育てようというようなグランドデザインのもと、産官学で研究してます。地味目の発表が多いものの、興味のある分野なので一番楽しい
特定のキーワードで、各検索エンジンの検索結果を比較して、ある検索エンジンが意図的にURLの順位をいじっていないかをチェックするシステム。 Google 八分などの監視ができますね。
なぜかサンプルに使われていたキーワードが「靖国問題」
PASMOを使った、「お勧めシステム」。
そのほか
ディスプレイから出る電波を拾って、画面を盗聴する「テンペスト攻撃」を防御するシステム
バーチャルリアリティシステム。 このQRコードのような画像をヘッドマウントディスプレイを介して覗くと、3Dの映像がでてくるそうです