「意味あるツイート数に変更」とネタ書いたら。。

ツイッターに「各ユーザーのツイート数は、従来の「総ツイート数」から「意味あるツイート数」に変更」とネタを書いたらとんでもないことになった件

ツイッターは最近どうも不調。 システム負荷が高く、エラー画面(通称「くじら」)は毎日のようにでるし、先日は、総ツイート数(これまでの投稿数) が人によっては突然1/10ぐらいになるという不具合がありました。

これはシステムの不具合ってわかるのですが、ネタにしてしまえーとこんな投稿をしてみました。
まあ、「意味のあるツイート」とかネタってすぐわかるよな、フォロアーの間で「お茶フイタ!」とかリプライもらえるといいなー ぐらいに考えてました。

自虐的に「意味のないツイート」というのは 「はぴはぴはっぴー」とか「<(`・∀・´)>ハッ!! 」など、テレビに合わせて実況するようなツイートの事を念頭においていたのですが。。


さて、帰りの電車で、これをさくっと書いて、ちょっとしてリプライを見たら。。。 なんか山ほど並んでいる。。。 リロードするたびに何十件も増えていく。。 いったいどうなっているんだ? と驚き。

家に帰ってPCで確認をすると、あちこちで激しい盛り上がりが。
ちょうどワールドカップ 日本xカメルーン戦の始まる1時間前というツイッターはサッカー一色になる時間帯なのに、「バズッター」の1位と2位がこのツイートになっている。。
公式RTは3000近くまで行き、この日のRTされたツイートトップになってしまうという結果に。。


http://retweeter.unicco.in/retweets/date/2010-06-14
で、私のこのツイートの下に来ているのを見るといろいろと恐ろしさが。。。 ガクブル。。。 はやぶさの帰還情報、孫さんのiPhone4の価格決定のツイートよりも上になってしまった。。

浜崎あゆみや他のフォロアーの多いリーダー的なアカウントでこの話が「本当のこと」としてツイートされていったために、なかなか収集がつかないことに。。

フォロアーも1日で200人ほど増加しました。 これはありがたいことですが。。


今回の件はいろいろ考えるところがあるなあ。経緯と反省

  • 最初のうちは、どこまでRTされるかと興味深くみていたが、あまりに増殖していくことと、本気にする人が多いことに気がつき、 「ネタです」と断りのツイートを2時間後に書く。 これもRTはされていくものの、元のツイートのRTの速度に追いつかず。

夜中になって、「自分の総ツイート数が減った」と愚痴る書き込みに、 その友人が「今回の原因が書いてあったよ」と私のネタをRTしていくことで、増殖が加速していく。
夜2時頃には浜崎あゆみがこのネタを紹介(幸い、私のアドレスは消えていましたが)。「あゆが言っているのだからそうなのだろう」とあゆファンがさらに広める。。 ということでますます加速。 さすがに翌朝になると若干RTされる数は減ってきていたが、まだまだ信じている人が多い様子。 すべてに答えるのは無理だが、フォロアーが多い人を中心に「ネタです」とコメントをしていく。 そんな感じでようやく今日になって収まってきたという状況。


  • 書き込みが、私のフォロー/フォロアーという閉じた世界をあっというまに飛び越えていくこと。 (mixiツイッターもブログも、全体公開されていれば「誰でも見える」という条件は一緒だけど、ツイッターのRTはまさに拡声器)
  • 多くの人が、ツイート数が減って不安になっていたところに、「知り合い」もしくは「リーダー的な人」からこのネタがRTされてきて、「ああ、あの人が言っているのだから正しいのだろう」 と思ったのかな。困ったことに、不具合が継続する中、ツイッター社が見解を出さず、ツイッター上でのこの件に関する情報がこのネタツイートだけになってしまったというのも広まった背景の一つ。

  • 私がいるクラスタでは、暗黙的に「普段、俺らくだらないことを一杯書いているよな。。」という認識が共有されていて、「意味のあるツイート」というネタが普遍的に通じると思っていた。 ところが「私の大事な友達のツイートに意味のないことなんて一つもないよ」という思いが強い人たちがたくさんいるようだ。そのような人たちに「意味あるツイートのみ数える」というのが引っかかってしまったようだ。 ツイート数が減っている中、ショックを受けた人もいたようで、それは申し訳ない

一方、「意味があるかを判断するなんて出来るわけ無いじゃん」というところでネタ判定してくれる人もいる一方、意外だったのがコンピュータ系の研究者の人が何人も「もしかしてこれ本当かも!」と信じてツイートしていたこと。 ツイッターだったらテキストマイニングソーシャルグラフなどの情報技術を駆使して、多くのツイートから価値ある物を選り分ける技術を開発したと思ったのだろうか。。 (でもそれを考えるのも興味深いし、できたら、読むべきツイートをフィルタリングできて便利そうだな)

  • とにかく、ツイッターは良くも悪くも伝播が急なメディアなので、使い方は気をつけないといかんなと思った次第。。