7/12 点滴3日目 不眠

点滴3日目。点滴時間は2時間の予定なのだけど昨日は滴下の速度がゆっくりで3時間近くかかってしまったため、今日はスピードを早めに調整してもらう。 ステロイドの副作用のため昨夜は不眠。そのため今日は睡眠薬(ベルソムラ20mg 3日分)が処方される。緩やかな効き目で8時間ほど寝られるそうだ。 今日から使う。

聴力はわずかではあるけれど、1Khzあたりが回復してきている気がする。オーケストラでいえば、オーボエクラリネットの音が聞こえるようになってきた。先週はトランペットの音がわずかに聴こえる程度だったのに比べれば改善。まだまだバスドラムなどは聞こえないけれど。。
明日は2回目の聴力検査。上がっているとよいな

7/11 点滴2日目 中域音がかすかに回復傾向?

通院で点滴2日目。ステロイドを体に影響が出ない限界まで10日間大量に点滴で投与するというマッチョな治療法。
現在は突発性難聴の効果的な治療はこのぐらいしかないそうだ。治るように祈るしかない。
写真は昨日7/10の点滴前の左右の聴力。青が今回落ちている左耳。 全域で60dBダウンといったところ。オーディオや音声系装置になじみのある方ならどの程度のひどさかお分かりになるかと。今回の目標はこの左の125Hz~2KHzまでの落ち込みをどこまで回復できるかというところだな。(4KHz以上の落ち込みは20年前の突発性難聴の後遺症なのでこれは治らない)
二日間の点滴の甲斐もあってか日曜には聞こえなかった高さの音が昨日に比べると若干聴こえてきた気もする…がどうだろう。 次の聴力検査に期待。
それはそうと右の6KHz以上もほとんど聴こえていなかったのか。これはもしかして加齢。。?
ちなみに私は、目もリスク持ちで最近右内側の視野がまずく、9月に経過観察することになっているのだよな。ステロイドは視野に悪影響あるのでちと副作用不安

突発性難聴治療日記

突然耳が聞こえなくなる

7月1日に突然、突発性難聴になりました。自転車で40kmほど走ってシャワーを浴びて頭を乾かしていたところ、左耳の奥が「ポーーン」という音がしたのち聞こえが悪くなり、水か何かが入っているような気分。水を出そうと頭を傾け、綿棒を入れなどしても変わらない。 一晩寝ても変わらないので少し不安。その日の湿度が高くストレスがたまったというのもあるだろうし、この数か月また生活が不規則だったり、耳のストレスがかかりやすい環境にいるということも原因の一つかもしれないが、原因はよくわかりません。そもそも突発性難聴は現代の医学でも発生原因がはっきりとしていない病気らしい

実は20年以上前にも一度左耳が突発性難聴になって、4kHz以上の高音の聴こえが悪いままになっています。 この時は治療を始めるのが遅く、治癒ができませんでした。 突発性難聴は、なってすぐの治療が不可欠。可能なら48時間以内、 遅くとも2週間以内に治療をしないと回復が見込めないといわれています。日曜はまわりの耳鼻科も休みであったので月曜日に会社を休んで耳鼻科で治療

近所の耳鼻科で診察(2017/7/3)
あいにく、7/3の月曜日は、なじみの耳鼻科が臨時休診。とはいえ早めの治療が不可欠なので、そこそこ評判もよい別の耳鼻科に初診でかかります。2日前から急に聴こえが悪くなるというと、外耳、喉、鼻の外見の診察のあと、チンパノメトリー、聴力検査の診察。
チンパノメトリーではきれいな山型の線になっていたので、鼓膜は正常そう。

聴力検査では、やはり、左が全域で 60dB と中〜高度難聴。ということで、急性感音性難聴と診断。
ステロイドを中心とする投薬治療となりました。

突発性難聴での生活
突発性難聴のまま仕事をする。

  • 左側の耳鳴りが激しい。頭の後ろがゴーとなる感じがする。周りの話し声が、ハウリングしているスピーカーのように左側からなる
  • 普段は気にならないクーラーやファンの音、雑踏の音が耳を通して脳を揺さぶってくる感じがする。

これが悪化すると、「毒電波が私をコントロールしている!」というような妄想が生まれるのかもと少しわかった。

  • 左と右の音の高さが変わって聴こえる。救急車のサイレンは1オクターブぐらい左のほうが高い。口笛を吹くと頭の中で不協和音がなるなど。
  • 左耳の中から頭のほうを押さえつけられているような感覚で、左脳を使って仕事ができないような感じ(集中すればできるのですが)

と不快感が多い

近所の耳鼻科で再診(2017/7/8)
5日薬を飲み切ったので、再診
聴こえが改善している自覚はないが、聴力検査では2KHz当たりの聴こえが10dBほど改善(60dB→50dB)しているようだ。
プレドニンの量を減らし(一回2錠→1錠)に減らして、あと5日間投薬治療を継続。
投薬で治らない場合の治療方針を聞くと、「入院治療になりますね」とのこと。

次の5日まで待てなくなった
職場やSNSで情報を聞くと意外と突発性難聴になった人が多い。
(投薬で?)2週間程度で回復した人もいれば、すぐに入院して処置した人もいるし様々。
20年前に医者にかかるのが遅れて左の高音が一生聴こえない状態になったのをとても後悔している
なにしろ、

  • 音楽をクリアなステレオで楽しめない

のみならず

などかなりQoLが下がっているので、今回は結果はさておき後悔はないように治癒のリミットの2週間を行動するということで、薬が切れるのを待たず、セカンドオピニオンを聞きに突発性難聴も詳しい大病院にセカンドオピニオンを聞きに行く

大病院を受診(2017/7/10)
4時間近い待ち時間ののち、受診。今回の症状と治療の経緯と既往症を先生に説明。実は顔の左は顔面まひになったこともあり、何らか関連があるかも気になっていた
ここでの聴力検査の結果も土曜日とほぼ同様。改善したのは2KHzのみで、125〜1KHzは変わらず。

セカンドオピニオンを聞かせてほしい」というあいまいな要望であったが、先生からは今日から10日間の点滴治療を提案される。
もちろん受け入れ その日から点滴を開始。 ステロイドを短期間に大量投与する「ステロイドパルス療法」なのだろうな。
今日の点滴には「リンデロン 4mg 2.5A」とあった。
検索すると、プレドニンステロイドの体内残留時間が短時間なタイプ、リンデロンは残留時間長時間、効果が強く、大量投与に向くとある。医師の監視のもとでないと投与できない強い薬なのであろう。

明日からしばらく毎日病院で点滴をして昼から通勤の生活になる。

CEATEC2016を見学

昨日は新生CEATECを見学。これまで土曜日まで開催していましたが、今年からは火〜金の平日帯のみに変更です。自分が興味があるものを中心にゆっくり見たかったため休暇を取って個人的に参加。
ファミリー向けの訴求やCSR的な配慮が重要になって、「わかるけど、なんだかもやっとしたコンセプト展示」が多くなっていた従来のCEATECと一転、プロトタイプだけど尖った展示が増えていたのが好印象。100社ぐらいあるベンチャーの小コマ出展、聞いてゆくのは体力的に辛いところがあったけど、聞くこちらもモチベーションをもらえる。

コミュニケーションロボットが多い。トヨタも大きなブースで出店しているが、主な展示はこの小型ロボット。目がクリッとしている。シャープのロボホンや、Sota なども似ているが、同じデザイナーのデザインだそうだ。一方シンプルなデザインの富士通のRobopin。案内役が主な用途。中性的でデザイン上の主張が少ないのでどこにでも合うかも。シャープはCOCOROBOとボカロをコラボ。そろそろコミュニケーションロボも普及するだろうか





NTTはグループとして出展。ドコモはちよくるなど自転車シェアリングサービスの基盤を運用しているけれど、その自動車版といったところか、駐車場シェアリングサービスの試作を出展。コインパーキングのフラッパーの代わりに、工事容易な小さな車両センサを設置。利用者はスマホアプリで空き駐車場を検索・予約するもの。精算もネット経由で行うので楽とのこと。Uberと同じようなモデル。 で「不法駐車は、近くのガードマンが駆けつけることで解決」とのこと。そこが課題になりそうだが、可能性感じる。



話は少し変わり、デモの見せ方について。 製品の技術そのものも大事であるけれど、展示会映えする見せ方、人の目を引き付ける見せ方というのは大きな展示会では大事。今回目を引いた二つは、どちらもMaker文化のグループとのコラボであったようだ。一つがパナソニックの人体通信技術のデモで「光るスカート」。客がデバイスを手に持ちコンパニオンと握手するとスカートがそのデバイスと同じ色に光るもの。 もう一方はロームのセンサ、アクチュエータ技術を用いた、ラジコン式羽ばたき折り鶴。どちらもMFTやその関連するイベントでみかけたことがあるデモであるけれど、パナソニックロームの技術者か展示会担当者が技術支援を持ちかけたのだろうか。このあたりの目利きと調整力は尊敬する。


技術でいうと富士通のリアルタイム音声認識+多言語翻訳。何十年前からある技術とはいえ、1分ほどのフリートークでも誤認識がなく、認識率の高さがこれまで見かけたシステムよりも1段上、ようやく実用レベルのものを見た。認識・翻訳はクラウド側で実施するためスマホで実現できるとのこと。富士通はデモは地味(堅実)だが質が高く頑張っている。
ビジネスモデルとしてすぐにでも実用化できるのが、パナソニック/NTT-Cの「カメラシェアシステム」。遊園地・景勝地など景勝地などでよいアングルでちゃんとしたカメラを設置して、旅行者の自撮り写真をとるもの。撮った写真はその人のスマホで見られるシステム。事業者が施設に無料で設置して、売り上げを按分する自販機モデルを考えているとのこと。ブレイクする可能性を感じる

そして写真は撮っていないものの、今回はベンチャー企業の出展数がこれまでの数倍で100社ほどに増加。IoTのエッジ側デバイスクラウドでの解析・サービスなどそれぞれの領域で尖ったものを展示している。こちらもモチベーションを得られる。去年見かけた製品もあり、話を振ると向こうも驚いた様子だったが、この一年の説明をしてくれたりと同人誌即売会のようなあたたかい雰囲気もある。
この6年ほど衰退方向で心配だったCEATECですが、今回の方針転換良い方向になったのではないかという印象です。







マイナンバーとマイナンバーカードの違いを知る

久々にセミナーに参加。

セキュリティオンラインディ
https://event.shoeisha.jp/ezday/20150907/timetable

参加したセッションは、セミナー最後の「どうなる?これからのニッポンのセキュリティ、ニッポンの個人情報」
登壇者は、高木浩光さん、山本一郎さん、そして、新潟大の鈴木正朝さんによるパネルセッション。
このお三方は、翔泳社の「ニッポンの個人情報」を今年の2月に出版されています

今回のテーマは、プライバシーを軸にしたマイナンバーやその周辺の話題についてです。
セッションの内容と私の意見がごっちゃになりがちですがご容赦。

2003年に成立した個人情報保護法
そういえば、私もこのころ、ちょうどネットワークやセキュリティ関係の業務に関わり始めたのだった。
インターネットの加速的な普及もこのころで、モバイル! テレワーク!と夢を持てたし、扱っていたリモートアクセスの製品も結構売れたな。でも個人情報保護法成立後は、情報紛失のリスクが利便性よりもはるかに高くなって取り扱いがリモートアクセスだけでなくノートパソコンの持ち出し自体厳しくなってきたのだった。

それから12年ほどたって、今、個人情報保護法の初めての大規模な改正案が9月3日に成立したとのこと。
安保法案だけが目立って知らなかった。
この新個人情報保護法ビッグデータ解析で個人情報を使いやすくなるようにもなるのだけど、一方規制もきつくなるそうで、特に気になるのが「これまで5000件未満の個人情報であれば対象外であった個人事業主」が法律の対象となるところ。 個人経営の酒屋さんがお得意さんの名前を控える場合も個人情報管理台帳を用意していないと違法になるとか。

今回の法律改正、特に個人事業主に影響が大きそうですな。アルバイトのマイナンバーの番号管理も大変だけど、これまでの個人情報についても新たな管理が必要になりそう。鈴木さんはマイナンバー・個人情報コンサルとして税理士に期待と言われていました。

年金情報が漏えいしたことは、マイナンバーの展開に大きな悪影響を及ぼしているそうで、いくつかのスケジュールが狂っているそう。

ただ年金での個人識別に使っている「基礎年金番号」とマイナンバーとは取り扱いが違うとのこと。

年金情報の漏えいでは、銀行に例えれば、名前と銀行口座番号だけが流出したようなもので預金は引き出されないけど、年金の場合、流出した(氏名+基礎年金番号)の二つで登録住所の変更など事務処理ができてしまうそうで、基礎年金番号が個人識別に使われてしまっているらしい。 ただのIDなのに実運用ではパスワードがわりにつかわれてしまっているそうだ。
そのため、流出した人に対して基礎年金番号の付け替えまでおこなっているそう。

一方マイナンバーでは「マイナンバーを個人認証に使えない」と法律で明記したそうで、各種の本人認証ではマイナンバーは使わないようになっているそうなので、万が一(氏名+マイナンバー)のペアでの流出事件が起きたとしても、影響は少ないおでマイナンバーの再割り当ては行われないだろうとの高木さんの意見。

それにしては国内の多くの事業者が頭を悩ませている、厳しすぎるマイナンバーの管理義務がなんのためかわからなくなる。

  • 軽減税率などで取りざたされている「マイナンバーカード」はマイナンバーとは別の問題

ちょうど今、消費税の軽減税率還付で話題になっている「マイナンバーカード」。
多くの新聞記事で「マイナンバーを用いて還付」とあるけれど、これは間違いで、「マイナンバーカードという非接触ICカードを使って還付」が正しいそう。

軽減税率還付の話でいうと、スーパーで11桁のマイナンバーを提示するのではなくて、「マイナンバーカード」というICカードをカードリーダーにかざすと、カードの中に情報がたまに後で還付を受けられるということらしい。
つまりは、Suica定期券でコンビニでSuica使って買い物するとSuicaポイントが付くようなものなのな。ここでJRの定期の情報は使っていないのと同じようなものか。

マイナンバー関係ない。

やまもといちろうさんの話を聞くと、ある程度想像していた通り、「とにかくマイナンバーカードを普及させたい」ということが主な理由であるようだ。
「国民を管理したい」というような大それた理由はなさそうで、とにかく「発行枚数の実績を上げたい」ということがあるような印象。 同じような規格で「住基カード」があるが、こちらは普及率6%以下で成功であるとはいいがたい。次は絶対ゆずれないよ という思いがあるよう
住基カード普及率: http://www.soumu.go.jp/main_content/000200394.pdf

普及施策はこれだけではなく、「マイナンバーカードを国家公務員の身分証に」という話も出てきている。
http://blog.jjseisakuken.jp/blog/2015/09/post-fe5d.html
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai63/siryou4.pdf

これが曲者で、普及をさせたいがためにとうとう「身分証とは何を保証するものなのか」ということを忘れてしまっているという。
まさに「ひろみつ案件」なのですが、高木先生曰く「私も身分が公務員なので決まったことには口を出せない」ともどかしい様子。

要は、マイナンバーカードの表面には住所・性別・臓器提供意思表明など身分証にふさわしくない情報が記載されているので、カードのプライバシー事項を隠すカバーを作る。で、このカバー表面に所属部署など身分証とて必要な情報を記載するとのこと。 つまり「カバーを持っている人」=「その組織の人」であって、マイナンバーカードはなんでもよくなるという。 あれ?。 まあ、入退管理などではマイナンバーカード内のICチップ情報を使うようだけど、人間の目で見たときはなりすましが容易すぎるという困った状況。
で、国家公務員は利用が決定したのだけど、地方公務員・独法、はたまた民間企業まで利用を勧めているとのこと。

  • マイナンバーは個人認証に使えないけど、マイナンバーカードは積極的に利活用しよう との動き

マイナンバーカードは、地方自治体単位で発行するのだが、自治体ごとにICカードに独自サービスを入れてもよいとされている(というか普及のために入れることを推奨しているよう)

カードを個人認証に使えないかという提案もあるようだが、 カードのID を個人識別に使うのは危険であるよとの山本さんからのコメントあり。
http://www.fujitsu.com/jp/group/fri/column/opinion/201507/2015-7-3.html

うーむ。 Felicaのカード番号(IDm)はクラックして変更できるらしいが、マイナンバーカードが使用しているTypeBカードでも同じように番号をクラックできるのだっけか?

それはさておき、「マイナンバーは厳重に管理しましょう」といわれている一方で「マイナンバーカードは国民全員が作って、便利に使いましょう」というなにやらバランスの悪い状態になっているなという気にはなった。

ニコニコ超会議

今年も、ニコニコ超会議に行ってきました。

とうとう、幕張メッセの全ホールを利用するという、往年のモーターショー、CEATECと同じ規模になって、今や一番勢いがあるイベントですな。

メインは、いわゆる「踊ってみた」「歌ってみた」「ゲーム実況」などのニコニコで流行っているコンテンツを元にしたライブでこれは10代を中心とした層でちょっと私は場違いなのですが、ニコニコ学会や「ニコニコ技術部」のような技術展示も活発 という、まあ良い意味でカオス。まあ3年目の今年は結構整理されて当初のイノベータ・アーリーアダプター的な熱気がちょっと薄くなったかな?とも感じましたが、参加するのはいろいろとエネルギーをもらえます

自転車で三浦半島一周

乗っている自転車のことをこのブログでは書いていなかったかな。
10年以上前からマウンテンバイク乗っています。最近はタイヤをパナレーサー RiBMO PT という転がりやすいタイヤに替え、ペダルもビンディングに付け替えていて、クロスバイク程度の走りやすさにはなっています

さて、 本日は三浦半島を時計回りに一周してきました。 総距離94km。休憩込みで6時間。 風も冷たくて気持ち良い。ちょうどよい運動であったので、三崎港で食べたまぐろ丼がうまい。
ビンディングペダルの効果もあって、上り坂でもペダリングの効率がよい。 気持ちよく登れます

コースは行きが鎌倉から逗子経由で16号線の田浦に出て、横須賀→観音崎浦賀→海沿いに三崎港に向かう経路、帰りは三崎港から134号に出てそのまま葉山を通るコース。